2006年12月24日 主の降誕(夜半のミサ) (C年)

クリスマス、おめでとうございます。このように申しましても、ではいったい何がめでたいのか、私たちはよくわかっているのでしょうか。
私は、「クリスマス」とは、次の五つの層からなっているように思います。
1)お買物のため、商売のためのクリスマス。ジングルベルの調べに乗せて、「買った、買った」の大合唱です。これらをみて、私たちは本当のクリスマスの意味は何なんだろう、と思うのです。
2)贈り物のためのクリスマス。 もし贈物に本当に感謝の心がこめられているのであれば、これはとても良いものです。贈物の交換を単なる形式的なものにはしたくないものです。
3)ご馳走のためのクリスマス。 もしこの食事が家族の一致を高めるためになされるのであれば、これは大変素晴らしいものです。あなたの家族の中に、仲たがいしている人はいませんか?クリスマスを機に、仲直りできないでしょうか?
4)聖劇や飼葉桶で生まれたイエス像が示すクリスマス。 これらはクリスマスが本当は何についてであるかを説明しようとするものです。
5)そして最後に、神ご自身が私たちひとりひとりに、言ってくださるクリスマスがあります。それは、
神様が私たちひとりひとりに、「わたしはあなたを愛している」といってくださることです。
これこそが、飼葉桶に眠るイエス像が意味するものです。
「神である私が、人間であるあなたを愛するゆえに、その愛を示さんとして人となりてこの世に降り立った」ということです。
これはイエスの言葉、「恐れるな、私はあなたと共にいる」という言葉に深い意味を持たせます。
イエスの、「あなたと共に」という言葉は、とても重要です。
 
これがイエスが私たちに示された非常に重要な神秘です。神ご自身が神の栄光や威光を脇に置き、我々のような、100%普通の人間
となったのです。
 
これにより神は私たち人間のはかなさを理解し、力と慰めを私たちにお与えになります。一言で言えば、神はあるがままの私たちを愛してくださるのです。
鏡を見て、自分自身をよく見つめてみましょう。そして自分自身を指差し、言ってみましょう。
「神はあるがままの私を愛してくださる」と。
これが、クリスマスのメッセージです。この神の愛を私たちの隣人と分かち合いましょう。