2007年7月1日 年間第13主日(C年)

ルカによる福音書の9章51節から19章28節までは「旅の主題」と呼ばれています。イエスはエルサレムを目指して旅立ったのですが、ルカはこの旅を、私達が人生の旅をおくるうえでの手本として見ています。
私達キリスト教徒は人生の道をイエスとともに歩んでいこうと、イエスからの呼びかけを受け取っています。皆さん忘れないようにいたしましょう、私達は人生を決して一人で生きているのではなく、力とお導きを与えてくださるイエスとともに人生を歩んでいるのです。今日読まれた詩篇では「神はわたしのそばにおられ、わたしはけっしてゆるがない。」と言っています。
今日の福音ではイエスに呼ばれた3人の話が出てきます。この3人の名前は示されていません。むしろこの3人は私達自身を現すたとえと考えた方がよいでしょう。 
最初の人は「はい、イエス様、私はあなたに従います。」と言いました。イエスはその人(そして私達に)、イエスのように私達も苦しみと時によっては寂しさに直面することを警告しています。 
二番目の人は「はい、イエス様、私の父が死んでから、私はあなたに従います。」と言いました。彼の父親は健康で、死んでしまうのは5年10年20年あるいは30年先の話でしょう。言い換えればその人はイエスにすぐについていかない口実に父親を使ったのです。こんにち、私達も「今は忙しすぎてイエスに従うことができません。」、あるいは「終日働いていて時間がありません。」と言うかもしれません。しかし、これは「遅延戦術」のようなものです。
三番目の人も従わない言い訳を言いました。この人は自分の過去の人生を振り返り、イエスに完全に自らを賭けるということはしませんでした。別の言葉で言えば、イエスに従うということは、イエスの御手に私達の未来をゆだねるということを意味します。イエスが「恐れるな、わたしはあなたと共にいる。」と言う時、私達はイエスを信じなければなりません。
イエスに従い、イエスの御手に私達の人生をゆだねることにより、私達の人生に真の意味と味わいがもたらされます。これと同時に、私達はより良い親、職業人、友人等になることができます。なぜならば「神はわたしのそばにおられ、わたしはけっしてゆるがない。」からです