2008年4月13日 復活節第4主日(A年)

復活節第4主日は「良き牧者の主日」と呼ばれています。イエスは詩篇23章で次のように述べご自身が誰であるか示されています。「私は
良い牧者である。私は羊をそれぞれ名前で呼び、彼らは私の声を聞き分け、私に従う。」
これに関して今日は、教皇ベネディクト16世が最近お出しになった書簡「キリストの希望について」の一節(第六部)の要旨をご紹介いたします。
「主は私の牧者であって、私には乏しいことがない...。私はたとえ死の陰の谷を歩むとも、わざわいを恐れません。あなたが私と共にお られるからです(詩篇23章)。 私たち一人一人は、人間である以上、必ず死を迎えます。死への歩みは、私たちが一人ぼっちとなり、最 終的に孤独となるかのように見えます。しかし、それは違います。私たちは死を迎える時も決して一人ぼっちではないのです。イエスは私た ちのすぐそばにいらっしゃいます。イエスご自身が死の恐怖と寂しさを経験し、そして私たち一人一人にこう語りかけてくださるのです。「 恐れるな。私はあなたと共にいる。」
イエスは死を経験されましたが、死を迎える私たち一人一人につきそうために、復活を通して戻ってこられたのです。「あなたのむちと、あなたのつえは私を慰めます。(詩篇23章)」
(ここで言う「慰め」の本来の語源が、「励まし」あるいは「力づけ」からきていることを思い出しましょう。)
詩篇23章は大いなる慰めです。教皇様がおっしゃっているようにそれは「新しい希望」の源泉です。このホームページをご覧いただいているどなたでも、もし何か恐れや悲しみにとらわれているのであれば、ゆっくりと祈りの心をもって詩篇23章を読みかえしてみてください。
「私は良い牧者。私は私の羊をそれぞれ名前で呼ぶ。」というイエスの言葉を思い出してください。実に、イエスという門を通って、私たちは新しい希望を見つけることができるのです。このような希望を持つことで、私たちの日々の暮らしが活気に満ちたものになるのです。