2008年6月1日 年間第9主日

今日の聖書朗読の中でのキーワードは「岩」です。イエスは今日の建築においてもなおあてはまるたとえ話をしています。例えば、東京は昔は湿地帯でありました。建物を建てる時には、深い所にしっかりとした基礎を築くことが大切です。岩盤層まで掘り起こして基礎を築くことができれば最善です。もし基礎が弱ければ、地震や洪水で建物は崩壊してしまいます。

私達人間も、私達の日常を築くためにしっかりとした基礎、岩盤の上の基礎を必要としています。

イエスは、イエス御自身の言葉がそのような基礎になる、とおっしゃっています。イエスの言葉(あるいは教え)は、一言でいえば、「神は愛である」ということです。私達だれもが、私の優しい父である神は、私を愛してくださる、と言うことができます。その愛は無条件の愛であり、ありのままの私を愛してくださるのです。

もし私達が人生の嵐、地震、洪水とでもいうべき事態に遭遇した時に、この言葉を思い出しましょう。苦痛、孤独、悲しみ、裏切りなどに苦しんでいる時に、私達の人生の基礎「神は私を愛している」にしがみつきましょう。

詩篇31章を通して読んでみましょう。この詩篇を書いた人はとても切ない人です。彼は自分の「岩」である神に泣き叫んでいます。生々しく詳細に、彼はその苦しみを神の前にさらけだし祈っています。そして15節では「神様、私は私の人生をあなたの御手にゆだねます。」と言っています。

神は愛です。アッバ、私の優しい父である神よ、あなたは私を個人的に愛してくださり、心にかけてくださいます。どうかその愛を、私の全人生の盤石不動の基礎とさせてください。

「神は愛である」 この事実は私達を自由にしてくれ、日々の暮らしを味わい深いものにしてくれます。喜びと熱意がわいてきます。やってみましょう。

ゆっくりと、祈りの心を持って詩篇31章を読んでみましょう。