アダム神父さんから子どもたちへ

子供たちのみなさん、アダム神父さんだよ。神父さんもみんなに会えなくてつまらないよ。

教会で一人ぼっちだけれども、神さまがいるから、さびしくはないよ。

まいにち、神さまに、このコロナが早くなくなるように、困っている人が助かるように、おいのりしています。

みんなも、神父さんといっしょに、ねる前に神さまにお祈りしてくれるかな。

せっかくだから、今日は二つのおはなしを聞いてくれるかな。

一つめは、人と「出会い」ということだよ。

人は動物とちがって、ひとりぼっちでは生きていけないよね。

たくさんの人たちが助けあってこの「社会」というものができているのは知っているよね。

それだけではなくって、人は人から切りはなされてひとりぼっちになると、生きていけないものなんだ。

ほかの人がいて、はじめて「じぶん」になれるんだ。

かぞくが家にいるから、「家でのじぶん」になれるし、先生やクラスの子が学校にいるから、「学校でのじぶん」になれるんだ。 

でも、いっしょにいてだまっているだけでは、何かへんだよね。

思いっきり、思っていることを話したり、遊んだり、ときにはけんかをして、おたがいによく知って、たすけあえるようになる。

つまり、良いお友だちになる。このように、心と心がつながることを、神父さんは「人と出会った」と言っているよ。

みなさんは、良いおとなになり、しあわせになるために、たくさんの人と出会わなければなりません。

でも、人は、それぞれの「こころの家」に閉じこもって、なかなか出てこようとはしません。

「出会い」とは、二人の人が、それぞれの「こころの家」から外に出て、あくしゅすることからはじまります。

まず、じぶんのほうから、さいしょに「こころの家」から外に出てみましょう。

教会に来ている子なら、かならずいつもイエスさまが横についていてくれます。

勇気をだしてじぶんの「こころの家」から出て、えがおでまわりの子たちに話しかけ、やさしくしてあげましょう。

そうしてどんどん出会いを増やせるようになれば、すてきなおとなになることができるでしょう。

二つ目は、「いじめ」についてだよ。

神父さんはフランスという国で生まれ育ったんだけれども、フランスではおとなになったらすぐに、軍隊に行かなければなりませんでした。

もう神父さんになるための勉強を始めていたのだけれども、それを休んで、遠いタヒチという島に行きました。

ほかの兵たいさんたちは、イエスさまのことを知らなかったり、何とも思わない人が多くて、良くない遊びに入れだとか、イエスさまのことでからかわれたりすることがありました。

そんなつらい時でも、わたしは神父さんになりたい、という強いきぼうがありました。また、タヒチについて勉強するという、むちゅうになれるものがありました。さらに、一週間に一度、タヒチの教会の人たちと会うことできました。また軍隊のえらい人たちの中には、イエスさまのことを良く知っている人がたくさんいました。

そんなことで、いじめられても、心がおれたりなんかしなくって、りっぱに軍隊のつとめを終えることができました。

みんなはほかの子をいじめたりはしないと思うけれども、ぎゃくに自分がそんなことになったら、神父さんがフランス軍の中でやったようにしてみてください。つまり、

じぶんの夢や好きなことをたいせつにする、

クラスなどのグループの外にお友だちを見つける、

おとなにそのことを話す(はずかしいことではないよ)、

ということをやれば良いと思うよ。そしていつも優しいイエスさまがじぶんの横にいることを忘れずにね。

そろそろコロナも終わりが近づいてきたね。みんなに会えるのを楽しみにしてるよ。