2008年11月23日 王であるキリスト(A年)

今日の福音でイエスは重要な教えを示しています。 私達の死後、神は私達の一生を精査する、とイエスは言っています。 彼は次のような質問をしています。「私がこの世で飢えていた時に、あなたは私に食物をくれましたか? 私が渇いていたときに、水を恵んでくれましたか? 旅先で歓迎してくれましたか? 私が病み、投獄されていた時に、会いに来てくれましたか?」 このようにイエスに尋ねられたら、「いったいいつ私がイエス様にお会いしたでしょうか?」と私達は言うでしょう。 イエスの答えはこうです。「あなたがこのような苦しんでいる人々に親切にするのは、それはすなわち私にしているのです。」 これは何と難しい挑戦でしょう!
この日本で誰が飢えているでしょう? ホームレスを別とすれば、大きな飢えはむしろ心の中にあると言えます。イエスはこのように言うでしょう。「あなたは暖かい笑顔を人々に与えましたか?『よく頑張ったね』とか『ありがとう』とか、心の寂しさを満たす言葉を人に与えていますか?」
日本では、水は豊富にありますが、極めて多くの心が乾いています。 寂しく悲しい思いの人々です。 そのような人々に渇きをいやす水―温かい心、明るい挨拶、励ましの訪問や電話―をあげましたか?
日本では、聖書でいう「旅人」は移民労働者、引っ越してきたばかりの人、あるいは出稼ぎの人などがあてはまるでしょう。 そのような人々に私達は暖かい歓迎の手を差し伸べているでしょうか、それとも見て見ぬふりをしているのでしょうか。
日本では、病院の患者さんのほかに、ストレスや鬱、依存症や心配などで参っている人々がいます。 イエスは尋ねます。「あなたはこのような人々に優しさや助けを差し伸べましたか?」
日本では、実際に牢獄に入っている人たちもいますが、寝たきりや引き籠もりとなって外の世界から隔離されている人やいじめられている人々など、心の囚人となっている人たちもいます。 私達はこのような人たちを助けているでしょうか。 もしそうしたならば、私達は天国にて永遠の報酬を受けるでしょう。
「現代の最大の病はハンセン氏病でも、癌でも天然痘でもありません。 今日最大の悪は寂しい人々に対する我々の無関心と冷淡なのです。」(マザー・テレサ)